反面調査とは??一方で経費になるということは、もう一方の収入になるということ
反面調査
@団欒
一方が経費になるということは
母さん税理士が喫茶店で打ち合わせをして、500円のコーヒーを飲みました
母さん税理士は、500円を会議費(経費)にします
喫茶店は、500円を売上(収入)にします
母さん税理士がAさんに事務を外注して、年120万円を支払いました
母さん税理士は、120万円を外注費(経費)にします
Aさんは、120万円を売上(収入)にします
コーヒー代も外注代も、一方が経費になるということは、もう一方は収入になるということです
領収書がなければなかったすることにできる?
先の例で、外注費の120万円を現金で支払っていたら
母さん税理士はAさんから領収書をもらって、外注費に計上します
Aさんは領収書の控えを証拠書類として、売上に計上するでしょう
もし、領収書の控えがなかったら、紛失してしまったら
この120万円の売上、なかったことにできると思いますか?
Aさんの決算書や帳簿をみて、
120万円が売上に入っていなくても、本来120万円のところ100万円にして計上しても
誰もわからないでしょう
でも、母さん税理士の決算書や帳簿をみると
Aさんに外注費120万円支払った、ということがわかります
母さん税理士にとっては、この120万円を経費に計上するかどうかで
利益も税金も大きく変わってきますから必ず計上するでしょう
反面調査とは
「反面調査」は税務調査においてでてくる言葉です
さきほどの例でいうと
Aさんのところに税務調査が入ったとします
100万円の売上が計上されていました
Aさんは領収書がないと言いました
税務署は現金売上には目を光らせています
ごまかしやすいからです
領収書の控えがないといえば、疑われる可能性があります
100万円が本当かどうかを確かめるために税務署ができることが
「反面調査」なのです
なにをするかというと、売上の相手先、この場合は母さん税理士に
- 領収書が発行されているか
- 発行されているなら、いくらが記載されているのか
- いくら外注費に計上しているのか
これらを確認するのです
結果、領収書に120万円と記載されていたり
母さん税理士が120万円を外注費に計上していることがわかると
Aさんの売上がもれていることが判明するのです
逆のパターン、つまり母さん税理士に調査がはいって
大きな経費が計上されている、相手先(Aさん)は同じ金額を売上に計上しているのか
という反面調査もありえます
ちなみに1つ売上がもれていることが判明すると
他にももれているのではないか、故意(脱税)なのではないのかと
調査は厳しくなってしまうので気を付けたいところです
「反面調査」について、理解していただけたでしょうか?
真面目に経理していれば、
税務調査も反面調査も怖いことではありません
むやみに心配する必要はありませんよ!!
~今日のつぶやき~
今年初の忘年会は西八王子の団欒で、、
栗を食べさせた豚のお肉だそうです
(ブランド名は忘れた)
とにかく美味しかったな