配偶者控除の年収制限が103万円から150万円に?母さん税理士の感想は…
配偶者控除が改正されるようです
パティスリー・タツヤ・ササキのタルト(りんご、いちじく)
配偶者控除150万円に拡大
2017年度の税制改正大網に盛り込まれる予定のひとつ
配偶者控除の年収制限を、現在の103万円以下、から、150万円以下、に拡大する
というもの
母さん税理士の感想は…
なんて中途半端な金額!!
103万円、150万円というのは、年収(給与で税金などがひかれる前の金額)のこと
起業家の売上の金額とは違いますのでご注意くださいね
配偶者控除の詳細についてはこちら
なぜ150万円?
パートをしている主婦の85%は年収150万円未満だから
この150万円という金額に改正されるとのこと
あくまでも前提は「パートをしている主婦」なんだなと
改めて思いました
もともと配偶者控除を改正する目的は
女性の社会進出を促進すること
だったら「パート」ではなく「正社員」を前提に考えられないのかな
「正社員」で時短だったり、定時上がりで働いて
賞与もいただいて
それくらいの給与をもらったとしても
配偶者控除を受けられる
このくらい優遇してくれたら、それこそ女性の社会進出はもっと促進されるはず
(それ以前に保育園問題、学童問題、いろいろあるけどね、、、)
103万円だと、月々の給与が85,000円くらい
150万円だと、月々の給与が125,000円くらい
新聞の折り込みチラシで見た求人広告では
事務職員の正社員で、15~20万円の月給というお仕事がいくつかありました
年収にすれば180万円~240万円
これくらまで配偶者控除の対象に含まれてもいいのでは?
というのが母さん税理士の意見です
優遇しすぎ??と思われる方もいるかもしれませんが
女性の社会進出を促進したいのなら
パート前提じゃなく、正社員前提にしてほしいと思うのですよ
あわせて社会保険の扶養対象についても見直す必要もありますよね
(むしろこっちの扶養からはずれるほうが、金額の負担は大きい・・・)
女性の社会進出の促進そのものを考える
どんなに制度を整えようが、税金を優遇してもらえようが
働く女性の日常の大変さは変わりません
とくに子供が小さいうちは特に。。。
子供が小さいうちは、主婦でいる選択肢をとることができる(とりたいと思える)制度が充実することを願います
キャリアを失わずにすむ、育休の延長、お金の面の補助
今もあるけれど、これらがもっと充実すれば
子供が小さいうちは主婦、大きくなったら働くぞーという女性が増えるのでは
と思うのですがどうでしょう??
あとは男性の家事育児参加の促進(制度はもちろん意識も、、、)
こちらも同じように進めてほしいですね!!
~今日のつぶやき~
同級生の法律事務所にご挨拶にいきました
(同級生の活躍は嬉しいね!同級生が法律事務所を開業しました)
事務所のとなりに、ずっと気になっていたとなりわがあって
思いがけずランチすることができました!!美味しかったです