フリーランスが支払いをうけたその報酬、税金が引かれている?確認の仕方と計算方法について
税金ひかれてる?
雪遊び(八王子にはまだ雪がある)
源泉所得税は引かれてる?
イラストレーターさんが、受注したイラストの報酬として1万円の支払いを受けた
カメラマンさんが、イベント撮影の報酬として1万円の支払いを受けた
WEBデザイナーさんが、ホームページのデザイン報酬として1万円の支払いを受けた
1万円を現金手渡しされた場合、1万円が銀行口座に入金された場合
この1万円は税金(源泉所得税)がひかれたあとの金額なのか、確認をしていますか?
もしわからなかったら、先方に税金が引かれているかどうか確認しましょう
税金が引かれている場合と、引かれていない場合では
確定申告するときの「売上高」が変わってきます(もちろん税金も変わります)
法人と個人事業主(一部の個人事業主を除く)が
イラストレーター、カメラマン、WEBデザイナー等に報酬を支払うときは
税金(源泉所得税)を引いて支払う義務があります
なので上記の1万円は税金が引かれたあと、と考えるのが通常です
ただカッコがきに書いたように、一部の個人事業主には税金を引く義務がないこと
また義務といっても引かずに支払う法人や個人事業主もいますので
確認することをおすすめします
いくら税金が引かれてる?
1万円が税金を引かれた後の金額だった場合、いくら税金が引かれているのでしょう?
源泉所得税は次のように計算します
報酬の額×10,21%=源泉所得税
手取りをぴったり1万円にするために、支払う側で報酬の額を調整します
報酬の額 11,137円
源泉所得税 11,137円×10,21%=1,137円
支払う額 11,137円-1,137円=10,000円
この場合、イラストレーター等の「売上高」は11,137円、「源泉所得税」※は1,137円となります
もし税金が引かれずに支払われていた場合は
イラストレーター等の「売上高」10,000円、「源泉所得税」※は0円です
※「源泉所得税」は税金の前払いとして、確定申告します
特に現金で手渡しする場合は、端数がなしのぴったりした金額で支払いたいという気持ちから
報酬の額を調整して、支払う額がぴったりになるようにすることが多いです
ちなみに、支払う額(手取り額)を0,8979(1-10,21%)で割ると、報酬の額を計算することができますよ
確認しずらい場合はどうする?
税金が引かれているのかどうか、いちいち先方に確認しずらいということもありますね
その場合は、翌年1月~2月くらいに送られてくる「支払調書」を確認しましょう
「支払調書」には、
支払金額→1年間の報酬の額の総額
源泉徴収税額→税金を引いている場合はその税金の総額
が記載されています
もし税金を引いていない場合は、税金の欄が0と書かれているでしょう
この「支払調書」は、イラストレーター等に報酬を支払った法人や個人事業主が
税務署に提出する義務がある書類です
支払先(イラストレーター等)に送る義務はありません
なので、もし送られてこなくても文句は言えません
もし送られてきたら、ありがたく受け取って「売上高」や「源泉所得税」を確認しましょう
もし送られてこない場合は、税金が引かれてているかどうかの確認、支払調書を発行してもらえるかの確認は
自分自身で行いましょうね
~今日のつぶやき~
ぱ~っと贅沢なものが食べたいなあ
という衝動にかられています