「損益分岐点」てなんだ??ラーメン屋さんを例に考えてみましょう
「損益分岐点」ってなんでしょう
ジャングルブックを見ました!
「固定費」と「変動費」
損益分岐点を説明する前に、まずは「固定費」と「変動費」について…
事業経費には「固定費」と「変動費」があります
「固定費」は、たとえ売上高がゼロでも払わなくちゃいけないもの
給料とか家賃ですね
「変動費」は、売上高が増えれば増え、売上高が減れば減るようなもの
商品や材料の仕入れですね
「固定費」と「変動費」は業種によって異なります
たとえば電気、水道、ガスなどの「水道光熱費」
製造業の場合は、製品の売上が増える→製造にともなう光熱費も増える→変動費
母さん税理士のようなサービス業では、売上の増減にかかわらず、事務所の光熱費は一定かかる→固定費、と考えます
なので、自分の事業経費のうち、なにが「変動費」になり、なにが「固定費」になるかはそれぞれが判断する必要があります
「損益分岐点」と「損益分岐点売上」
ラーメン屋さんを例にあげて考えてみます
店舗家賃8万円/月
従業員の給料30万円/月
ラーメン1杯の売上価格500円
ラーメン一杯作るのに必要な材料費300円
ラーメン1杯売れた場合の利益は200円(500円-300円)
家賃8万円と給料30万円の合計38万円が固定費になります
材料費300円が変動費です
このラーメン屋さんは、家賃と給料を支払うために、月38万円は必ず利益を出さなければいけません
38万円の売上、ではなく、利益です!
38万円利益をあげるためには、ラーメンを何杯売らなければいけませんか?
1杯につき200円の利益がでるので
38万円÷200円=1900杯
月1900杯のラーメンが売れると、トントンになるわけです
トントンというのは、固定費(家賃と給料)が支払うことができ、利益はゼロ(赤字にはならない)ということですね
このトントン=損益分岐点です
1900杯のラーメンを売るということは、売上高はいくらになりますか?
500円×1900杯=95万円
95万円の売上高があれば、トントンになるわけです
95万円のことを損益分岐点売上といいます
損益分岐点を達成し、超えることで、やっと利益がでます
「損益分岐点」というコトバ、経営者なら必ずどこかで耳にするかと、、、
そのときは、ラーメン屋さんのこと思い出してくださいね(笑)
ちなみに損益分岐点を達成できていない場合、検討すべきことは
・売上高を上げる(値上げする、数多く売る)
・変動費を下げる(仕入先と交渉して値切る、より安い材料費に変える)
・固定費を下げる(家賃が安いところに引っ越す、給料を下げる)
この3つですよ!
~今日のつぶやき~
学生のころ、深夜ドライブしながら、雑誌に掲載されているラーメン屋さんめぐりをしたことがあります
一晩で3,4杯食べたのかな・・・笑
美味しいラーメン食べたいなあ・・・(切実!)